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発売10周年を迎えた『淡麗香樹林』

斬新な香りとデザインが特徴の『香樹林』に始まり、貴重な香木「沈水香木」を用いた『沈香香樹林』、煙の少ない『清澄香樹林』と、【香樹林シリーズ】は時間をかけて少しずつラインナップが揃い、ご愛用者様を全国へと広げてまいりました。

その中でいちばん新しい『淡麗香樹林』は、おかげさまで、発売10周年という節目を迎えることができました。

インドネシア産白檀から辿り着いた、新しい香りの魅力

インドネシア産白檀は、インド産白檀に比べて甘みが控え目で、ウッディ調の香りが強い傾向があります。

開発者の立場からは、インド産白檀は「ミルキィで丸みのある印象」。対してインドネシア産白檀は、「少し尖った印象」と捉えています。

しかし、インドネシア産白檀をふんだんに配合し、ベトナム産桂皮と組み合わさることで、インド産白檀にはない、清々しいウッディ調にのなかに白檀の甘さが感じられる新しい魅力をそなえた香りに辿り着くことができました。

さらに、漢方香料やインド産天然白檀精油をはじめ、白檀を引き立たせる香料を加えることで、手に取りやすい価格帯で十分に白檀の良さが伝わるお線香が誕生しました。

基材も一から開発。煙を抑えながら、クリアな薫りを実現

椨皮粉（たぶこ）という昔からの基材をベースにした有煙香に加え、近年の機密性の高い居住スペースに合わせ、煙の少ないお線香へのニーズが高まってきました。

玉初堂では、煙の少ないお線香の開発に力を注ぎ、煙も抑えながらも十分に香りを楽しんで頂ける製品が数多く存在しています。

その中でも「淡麗香樹林」は、白檀の香りを素直に感じて頂けるように、「淡麗香樹林」のためだけの基材を開発しました。

木炭粉の種類も一から検討し、できる限り椨皮粉の配合量を抑え、煙の少ない「清澄香樹林」の開発時と比べても、より『クリアな薫り』をお届けできるようになりました。